インフルエンザについて
毎年、この季節になるとインフルエンザの流行がニュースになりますね。ワクチンを打っていても感染する人、逆にワクチンを打っていなくてもインフルエンザにかからない人の差ってなんだろう?
その差は唾液の持つ抗菌作用や口の中の細菌の数が関係しています。
ざっくりいうと、口の中が潤っていて、お口の中をきれいにしている人は、虫歯や歯周病以外にインフルエンザにもかかりにくいという。
インフルエンザにはどのように感染するのか?
最初のステップは、インフルエンザにかかっている人がくしゃみとか咳で飛ばしたウイルスが口や鼻から入り込み、上気道の粘膜に付着する。
そこで、口のなかに細菌がたくさん存在すると、インフルエンザウイルスのサポーターになって、気道の粘膜の中に押し込みやすくなり、インフルエンザが発症するという。
口の中の細菌が少なければ、ウイルスが細胞内に入ることができなくなるので、インフルエンザにかかるリスクは少なくなるようです。
口の中をきれいにと思うと、やはり歯磨きを第1に考えるでしょう。
でも、ここが盲点。
口の中で歯の面積は25パーセントで、舌などの歯以外が75パーセントをしめているので、歯磨きだけではしっかり細菌を取ることはできない。
そこで、舌磨きも忘れないで!
舌用のブラシがあります。歯ブラシで舌をこする方も多いことでしょうが、ブラシの硬さが違います。
舌には味蕾という味を感じる細胞がありますが、歯ブラシでこするとこの味蕾が傷つき、味を感じにくくなってしまう恐れがあります。
やりすぎると、舌がヒリヒリしてしまうので、気を付けましょう。